糠漬けバンザイ…その4

道具も揃ったところで、
早速、糠床を一から作る方法について説明しましょう。

はじめにお断りしておきますが、
僕はヴィーガンなので、動物性の素材は一切使用しません。

玉子の殻や煮干などが、それにあたります。

また、乾癬患者でもあるので、
ナス科の植物も使いません。

漬け込む野菜だけでなく、糠床の仕込みに鷹の爪は使いません。

ですから、専門家の作り方と少々異なりますが、
ある意味、最もヘルシーで、エコロジカルだとお考え下さい。

用意するものは、シンプルです。

まずは、生糠と同じ重量の水です。
同じ容量ではありませんので、ご注意を。

生糠は酸化し易いので、
糠床作りは、精米スケジュールに合わせましょう。

また、大きめのタオルを1本用意します。
これは発酵をサポートする道具です。

それから、水に対して一割程度の天然塩が必要です。
手に入る一番良い塩を、買って下さい。
食塩は、絶対にダメです。

分量は、用意した水の13~15%というところでしょうか。

そして、昆布を用意します。
5センチ程に切ったモノを、数枚用意して下さい。

昆布は、糠床の仕込みに絶対必要ではありません。
本漬けが始まってからでも大丈夫です。

最後に、乳酸菌を提供してくれる、
元野菜を準備します。

キャベツの外葉や葉野菜の青い部分です。
大根の葉っぱや、
沖縄ならヨモギの葉なんかもいいです。

これらの野菜を、
専門家は「捨て野菜」と言いますが、

僕は、「捨てる」という言葉が嫌いですし、
捨てずにしっかり食べて頂きます。

仕込みに必要なモノは、これだけです。
まずは、味より完璧な発酵を目指しましょう。

用意した水を沸騰させたら火を止め、
塩を入れて溶かし、十分に冷まします。

次に、手を流水でしっかり洗います。

横着してゴム手袋を付けたりすると、
ゴムの匂いが糠に移りますので、使ってはなりません。

ボウルに入れた生糠に、塩水を少しずつ加えて混ぜ、
味噌の固さになるまで繰り返し、

できあがった糠は、漬け込み専用のタッパーに移します。

次に、元野菜を流水で良く洗って水を切り、
キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取ります。

3斤袋に野菜を入れたら、適量の塩で揉み、
タッパーの中の糠に、昆布と一緒に漬け込みます。

野菜が糠からはみ出ないようにし、
糠の表面は、手で押し均して下さい。

前回お話しした通り、乳酸菌は酸素を嫌うので、
しっかり押し均しましょう。

そして、漬け込み容器の表面についた糠クズは、
キッチンペーパーで、綺麗に拭き取って下さい。

以上で、仕込みは完了です。

大きめのタオルで、糠床の入ったタッパーを包み、
冷暗所に保存して下さい。

この時点では、まだ冷蔵庫には入れません。

そして、朝と晩、忘れずに掻き混ぜて下さい。

ここから、
沖縄での糠床作りに、
最適化された流れとなります。

糠床は、最終的に冷蔵庫管理をしますが、
そこに至るまでの流れを、しっかり理解して下さい。

この熟成期間中は、毎日2回掻き混ぜて頂きますが、
その際、タッパーのフタを開けた時の香りを、
毎回必ずチェックして下さい。

始めは、糠と野菜の香り以外感じませんが、
何回か目に、酸っぱい香りが伴うようになります。

そうなったら、タオルで包むのは止めて、
冷蔵庫管理に切り替えます。

外気温が高ければ、
このレベルに達する期間が短くなります。

そして、香りをチェックすると同時に、
毎回、糠床を一つまみ味見して下さい。

塩見がボケてきたら、塩を足して調整します。

また、元野菜と昆布は、3~4日で新しく交換します。
取り出したこれらは、糠を流水で洗い流して水気を切り、
必ず味見をして下さい。

熟成の段階では、美味とは言えませんが、
これはこれで、初々しい味が楽しめます。

糠漬けとしては未熟でも、
細かく刻んで、ごま油で炒めて食べると美味しいです。

また、熟成させるまでの間に、
糠床が味噌の固さより緩く、水っぽくなったら、

新しい糠と塩を加えます。
カップ1の糠に対して、小さじ1の天然塩が目安です。

このような作業を地道に繰り返して行くと、
ある日突然、魔法のように、
美味しい糠漬けが出来るようになります。

その日が来ることを信じて、
頑張って下さい。

→明日へ続く

特別ページを公開しました

笑ってますか?
唄ってますか?
ゆうすけです。

本日、2件目の投稿です。
偶然ですが、記念すべき100投稿目でもあります。

昨日僕は、Thrive Movement という、
素晴らしいプロジェクトに出会い、感動に奮えました。

YouTubeでも公開されていますが、
当局から削除されかねないため、

ひかりあめの自前のサーバーからも
映像配信できるようにしました。

特別ページはこちらです。

2時間を越える大作ですが、素晴らしい内容です。
沢山の方に、シェアして頂けたらと思います。

ぜひ、ご覧下さい。

糠漬けバンザイ…その3

それでは、糠床を育てる、
もしくは糠漬けを作るために、
必要な道具についてお話ししましょう。

もちろん、これは僕流の道具です。

連載初回でお伝えしたとおり、
亜熱帯の沖縄でも失敗しない、
糠床との共存がテーマです。

1つ目の道具は、3斤袋です。

3斤とはサイズのことですが、
250ミリ×350ミリの大きさで、
厚さ20ミクロン程度のポリエチレン袋です。

スーパーマーケットに行くと、
100枚入りで150円程で販売しています。

精米した際に出る糠を保存しておいたり、
漬け込む野菜を塩もみするのに使います。

主な用途は後者です。

糠漬けでは、良い塩を用意する必要がありますが、
良い塩は必然的に高価ですので、無駄に使えません。

伝統的なやり方では、
まな板の上で板摺りをしますが、
このやり方は、結構な量の塩が無駄になります。

その気になれば、
3斤袋は、洗って乾かせば何度でも使えます。

2つ目は大きめのタッパーです。

ここに漬け込んで行くのですが、
お勧めは、ジップロックコンテナの
ロング角型-特大2100ml-2個入という商品です。

背が低く冷蔵庫収納に、威力を発揮します。

話しが前後しますが、
特に沖縄で糠漬けを考えている方は、
糠床を常温管理することは諦めて下さい。

僕も挑戦しましたが、
夏よりも、春や秋がやっかいなのです。

夏なら冷房を使いますので、
エアコンの効いた部屋であれば
糠床は正常発酵してくれます。

ところが、春や秋は、中途半端な温度なので、
冷房を使ったり、使わなかったりしてしまいます。

糠床は30度を越すと異常発酵する、と言われていますが、
僕の経験では、23~5度を越すと問題が生じます。

そうかと言って、
暑くも無いのにエアコンを使うのは、
変な話しですよね。

ですから、沖縄県民の場合は、
冷蔵庫による糠床管理を大前提として下さい。

もちろん、冷蔵環境では発酵が遅くなりますので、
常温の2倍以上の発酵時間がかかります。

糠床の冷蔵庫管理が優れているのは、
糠をかき回す処理が2日に一度になっても、
全く問題がないという点と、

冷温では乳酸菌は育ちますが、
酵母が発酵し難いため、
上品な香りの美味しい糠漬けができる点です。

わが家では、ふたつの大きな糠床を管理していますが、
それぞれ一日おきに掻き回すことで用が足りるのは、
前者の恩恵と言えます。

ただ、冷蔵庫管理にも欠点もあります。

糠を掻き回す際、手が凍えるのです。
ハンパな冷たさではありません。
余りの冷たさに頭痛がするほどです。

そこで必要になるのが、3つめのアイテムです。

3つめの道具は、シャモジです。

可能なら、糠漬け専用のシャモジを用意して下さい。
僕は、糠床が大きいので、柄の長いシャモジを使います。

いつか、大きな糠床に育てたいという野望のある方は、
長柄のシャモジをお勧めします。

ちなみにわが家の糠床は、
6リットルと10リットルのホーロー容器を使っていますので、
普通のシャモジでは、掻き混ぜられません。

もちろん、そんな大きな容器は冷蔵庫に入りませんので、
漬物専用の冷蔵庫も準備しています。

びっくりしましたか?

実は、菜食になった際に、
野菜室の大きな冷蔵庫を新調したのですが、

その際、お役御免になるはずだった古い冷蔵庫が、
糠床と発酵系調味料、
雑穀、そして全粒粉の保存庫となったのです。

そして最後の道具は、キッチンペーパーです。

ティッシュペーパーや布巾ではなく、
キッチンペーパーをお勧めします。

ぬか床との付き合う中で、最大の注意点が、
清潔な手で糠床に触れるということです。

流水でしっかり手を洗い、
キッチンペーパーで水気を取ります。

石鹸は使いません。
糠床に匂いが移るからです。

同様に、水洗いして塩もみする前の野菜も、
キッチンペーパーで水気を取って下さい。

ティッシュでは、細かい紙繊維が
糠床容器や野菜に不着しますし、

ティッシュは香料を使っているため、
その匂いも問題なのです。

リユース可能な布巾も素晴らしいのですが、
雑菌を避けられないため、
特に沖縄ではキッチンペーパーを強くお勧めします。

なぜ、雑菌に対して
神経質になる必要があるのかというと、

糠床は、乳酸菌や酵母の育つ素晴らしい環境ですが、
同時に、手や野菜についたバイキンたちにとっても
最適な生育環境だからです。

温暖な沖縄では、細菌の種類も数も多く、
品質の良い糠漬けを継続するためには、
ある程度の拘りが必要になります。

もったいないと思われるかもしれませんが、
美味しい糠床を永続させたいのであれば、
キッチンタオルを使いましょう。

また、ぬかをかき混ぜたあとに、
容器の内側に付着したぬかくずも、
キッチンペーパーで綺麗に拭き取って下さいね。

→明後日へ続く

糠漬けバンザイ…その2

糠漬けを楽しむためには、
基本となる糠床を作ることになりますが、
この段階はスキップすることも可能です。

糠漬けをしている知人に分けてもらうか、
糠床専門店から取り寄せるという方法があるからです。

ここで、いきなり失敗談です。

わが家の糠床は、
僕の母親から引き継いだモノでした。

ところが、うっかり管理を行った挙句、
その存在すら忘れるほどの長い間、
冷蔵庫に眠らせてしまったのです。

その後、実家から遊びに来た僕の母親が
冷蔵庫で変わり果てた糠床を発見し、

これなら再生できると彼女が断言したときは、
正直驚きました。

糠床の底になっている部分だけを使い、
新しい糠を足して、見事に再生を果たしたのです。

その一件以来、
毎日欠かさず管理するようになりましたが、

この事件のおかげで、
糠床は逞しいというコトが証明されました。

気になったので、色々と調べてみたところ、
糠床の乳酸菌は空気に触れると、
生育が阻害されるということが解りました。

そのため、長期に渡って冷蔵保存されている間、
空気に触れていた表層部分はダメになりましたが、

酸素の届かなかった底の部分の糠床は、
元気に生き続けていたのです。

それでは、なぜ掻き混ぜるのでしょう。

糠床の微生物は、乳酸菌だけではないからです。

酸素を好む微生物は表面で活性化し、
そうでない微生物は、底面で活性化するため、

どちらも増えすぎると匂いがキツクなるため、
掻き混ぜる必要があるのです。

ちなみに、再生した糠床は、
当初は乳酸菌より酵母の風味が強過ぎて、
はっきり言って美味しくありません。

しかし、糠を足したり、
塩を足したりして育てるうちに、
ある日突然、糠漬けらしく美味しくなります。

この変化も、劇的です。

話しが糠の再生物語に逸れましたが、
糠床を一から作る方法は、後日お話しするとして、

今日は、糠床の原材料である糠について、

炒り糠を使うか、
炒らない生糠を使うか、

さらには、糠の調達方法についても、
結論を出したいと思います。

調べて頂ければ解りますが、
糠床にも多様な流儀や考え方が存在します。

もちろん、地域性もあるでしょう。

しかし、こういったモノに、
もちろん、王道はあるかもしれませんが、
それが、正道とは限りません。

元々、家庭の味なのですから、
家事責任者が決めれば良いことです。

また、糠床を誰かから譲り受けた場合、
使いながら足す糠について、
炒るべきか否か悩む人も結構多いようですが、

仮に、最初の糠床が炒り糠を使っているからといって、
後々足す糠も炒らねばならないということはありません。

言い換えるなら、ブレンドしても良いのです。

ちなみにわが家は、糠を炒らない生糠派です。

母親からの伝承作法であると同時に、
発酵させようとする糠を、炒って過熱してしまっては、
自然な発酵を阻害するだけだからです。

確かに炒り糠は、香ばしい風味が出ますが、

糠自体の酵母や乳酸菌が熱で失われると、
漬け込む野菜の持つ酵母や乳酸菌だけが頼りになるため、
発酵力が十分に発揮されません。

また、玄米の残留農薬や、虫の卵を気にする方は、
炒る流儀を選ぶようですが、
これも、炒り糠派すべての論理ではないはずです。

また、特に農薬の問題が気になる方は、
お米屋さんから糠を分けてもらう方法は
断念せざるを得ないでしょう。

ご自身で納得の行く銘柄の玄米を、
取り寄せて自家精米する方法が、
そういう意味でも最良の選択と言えます。

糠に関する基本的方針が決まったら、
糠床作りに十分な量の糠を準備するまでに、

簡単な糠漬けを実現するための道具を揃えます。
ゆうすけ流では、4つの道具が必要です。

→明日へ続く

糠漬けバンザイ…その1

笑ってますか?
唄ってますか?
ゆうすけです。

菜食へのシフトに関する連載の中で予告したとおり、
今日から、日本の伝統食である糠漬けを取り上げます。

とは言うものの、僕は療法家であり、
栄養士でも調理師でもありませんので、
日本の食の伝統を語るコトは専門家に任せ、

僕は健康のプロ、家事のプロとして、
以下のスローガンを掲げた連載に取り組みます。

・亜熱帯の沖縄でもできる
・手軽で失敗しない
・お裾分けしたくなる

まず、一点目について補足しましょう。

糠漬けを知るウチナンチュでも、
この暑い沖縄では、管理が難しいと思っています。

と同時に、内地と縁の無い方を中心に、
糠漬けの存在すら、知らない人も多々いらっしゃいます。

ですから、
僕がツイッターを通じて、
糠床を無料配布を呼び掛けたところ、

申し込まれた7割の方が、
ご夫婦のどちらかが内地の方で、
沖縄で糠漬けが食べたかったとおっしゃる方、

残りの3割の方は、
健康のためにとヨーグルトを常食していた方で、

そんな不健康な乳酸菌食品は止めて、
糠漬けを作りなさい!

…と僕にアドバイスされたことがキッカケで、
糠床に向き合うことになった方です。

糠漬けが、沖縄で市民権を得られるようになれば、
こんなに嬉しいことは無いでしょう。

二点目については、

自分の失敗をベースに、
簡単に維持できる糠床管理方法をお話しします。

糠漬けは、他の漬物とことなり、
同じ床が永久に使えるという、素晴らしいメリットがあります。

この期間が長ければ長いほど、
味も深く、旨味たっぷりになります。

ですから、失敗しない糠床管理がうまくいけば、
永久に美味しい糠漬けを食べ続けることができるのです。

そして、スローガンの最後に至っては、
健康のお裾分けの輪を、
大きく広げたいという願いが込められています。

一回、糠床作りに成功すれば、
それは増殖を続けます。
ですから、お裾分けもいたって現実的です。

お裾分けする際には、色々説明せねばなりませんが、
その時は、このブログを印刷して、
お渡しされたら良いのです。

さて、前連載の中で、
恒常性に関して説明しました。

日本人と米飯は、切っても切ることができず、

玄米の表皮である糠を発酵させた糠漬けは、
米飯と相性の悪いはずがありません。

幅広い栄養素を持つ玄米の表皮で漬け込んだモノですから、
漬け込まれた野菜には、勿論それらが染み込みますが、

それに加えて、
新鮮な野菜のみが持つ、
抗酸化酵素を得ることができます

すべての症状は酸化ですから、
酸化を食い止める抗酸化力は、
健康維持のために無くてはなりません。

そんな抗酸化酵素は、ミネラルと出合うことで、
その働きを十分に発揮しますが、
その点でも、ミネラル豊富な糠床は理想的と言えます。

さらには、漬け込まれる発酵の課程において、
酵母や乳酸菌が育ち、
それらの恩恵も受けることができます。

ですから、
好きな分つき米のご飯に、
本物の味噌で作った味噌汁と自家製の糠漬けがあれば、

栄養面から見ても、
かなりイイ線をキープできるのです。

それでは、夢広がる糠漬け作りについて、
具体的にお話しを進めて参りましょう。

→明日へ続く

白砂糖は食品ではない

笑ってますか?
唄ってますか?
ゆうすけです。

今から20年程前になりますが、
僕はチューインガム工場に、ロボットの搬入をしたコトがあります。

多くの食品工場の現場では、
女性たちの明るく元気に働く姿が目立つモノですが、

その工場の女性たちは皆、
歯を食いしばったような顔をしていたのです。

興味を抱いた僕は、
現場の女性の一人に理由を尋ねました。

すると、驚くべき応えが返ってきたのです。

歯を食いしばってないと、
すぐに虫歯になるから…

確かに、その現場は
砂糖が霧のように舞っていたのです。

大量の砂糖と向き合う彼女たちは、
その害から身を守るために、必死でした。

ちなみに、
チューインガム10枚には、
角砂糖6個分もの白砂糖が使われます。

普通の上白糖なら、大さじ4杯です。

爽やかな味で後をひくスポーツドリンクの場合、
1.5リットルのペットボトルサイズなら、
角砂糖15個分、上白糖なら大さじ9杯もの白砂糖が使われます。

普通のジュースに至っては、
その7割増の白砂糖が使われます。

チューインガム工場の虫歯問題は特殊ですが、
これだけ白砂糖を使った食品が多いという背景には、

白砂糖の持つ依存性を利用したマーケティングが
この世界に蔓延しているためであり、

簡単に言えば、その類の食品を、
もっと欲しくなるようにできているのです。

なぜ、白砂糖に依存性があるのでしょう。
それは、薬品だからです。
そして、薬品である以上、副作用もあります

白砂糖は、食べ物ではなく、
精製された薬品であり、

他の薬品と同じで、
化学方程式で現すことさえできます。

通常の食品は、多くの成分が混入され、
化学式などでは、とうてい表現できません。

ですから、一般的な食べ物が消化吸収されるためには、
通常、3~4時間必要であるのに対し、
過剰精製された白砂糖は、摂取後ただちに吸収されます。

この点も、薬と同じです。

砂糖は、原料の絞り汁を煮詰めて作る含蜜糖と、
絞り汁から糖蜜を分離精製させた分蜜糖があります。

黒砂糖、きび糖、てんさい糖、
そしてメイプルシロップなどが含蜜糖であり、
ミネラルも沢山含んでおり、これらは食品と言えます。

しかし分蜜糖である白砂糖は、
その製造プロセスを知ると、気持ちが悪くなります

原料の絞り汁に、
石灰、炭酸、亜硫酸、亜硫酸ガスを使って煮詰め、
糖蜜の中の不純物を取り除き、

ホウ酸鉛、塩素などで透明な蜜液にし、

ミネラルやビタミンが残るとベタつくため、
これらの栄養素を分離させ、

最終的には、塩酸やその他の無機酸を使って、
真っ白に漂白したものが白砂糖です。

完全に不自然極まりない、超精製物なのです。

そのため、前述のとおり、
薬品と同じ二つの害が存在します。

それが、一度食べると止められなくなる依存性と、
白砂糖によって引き起こされる副作用です。

代表的な問題は、
体内のミネラルを奪うことでしょう。

精製されたモノは、
ミネラルと結着して安定物質になろうとするためです。

糖尿病、低血糖症、妊娠異常などの危険な問題を筆頭に、

虫歯や骨折、骨粗鬆症、高血圧症、アレルギー症、
記憶低下、慢性的な疲労感、反射神経の鈍化、
不眠、頭痛、便秘、吐気、肩凝りなどが、

白砂糖摂取過多によって、
引き起こされる可能性が圧倒的に高くなります。

このように白砂糖は、
本来、薬局で販売されなければならない代物であり、

普段の食生活からは、
完全に排除すべきモノです。

白砂糖の代用品は、以前の連載でも沢山紹介しました。

含蜜糖や果物を上手に利用し、
健康を手に入れましょう。

※出典…真弓定夫監修「白砂糖は麻薬!?」美健ガイド社刊

お櫃を使おう

笑ってますか?
唄ってますか?
ゆうすけです。

美味しい菜食を続ける上で、
主食となる玄米や分つき米を、
更に美味しくしてくれるアイテムがお櫃です。

このお櫃という存在が、
現代人の持つ、ご飯に対する誤った概念を、
リセットしてくれます。

炊き立てのホカホカご飯よりも、
お櫃の中で人肌に冷めたご飯の方が、
断然美味しいという事実を思い出させてくれるのです。

全ての電気炊飯器は、
お米が炊けると自動的に保温モードに移行しますが、

これが余計なお世話であり、
特に玄米の場合は、
保温のせいで風味が極端に悪くなります。

飯粒表面の糠が、異常な酸化をするからです。

ですから、ご飯が炊き終わったら、
間髪を入れずに保温を中止し、
ご飯を電気釜からお櫃に移しましょう。

このとき、炊飯器の中で上にあったご飯が、
お櫃の中では下になる現象が起こります。

炊飯後の大切な儀式でもある、
いわゆる天地返しです。

これによって、
お櫃全体の米の水分量が均一になります。

ご飯をお櫃に移したら、いきなりフタをせず、
しばらく布巾をかけ、
炊き上がりの余計な水分を吸収させましょう。

フタをしたあとも、
天然の木が水分調整してくれるため、
ベタつき知らずの、程良い水分のご飯を半日楽しめます。

もちろん、電気代ゼロです。

こんな便利なお櫃なのですが、
実は、わが家のお櫃は、
既に二代目を迎えています。

初代のお櫃は、
黒カビに侵食されて使えなくなりました。

カビ取りも試みましたが、
全く歯が立ちませんでした。

丁寧に扱ったつもりでしたが、
沖縄の高温多湿の環境では、
白木のお櫃は耐えられないことが証明されたようです。

そして、意を決して購入した二代目は、
漆塗りのお櫃です。

正直、高価でした。

塗りを施していない商品の倍以上の値段がしますが、
カビの生えるリスクがなく、管理は楽です。

僕が購入したのは、
木曾にある海老屋漆器店の八寸というサイズで、
7合までのご飯が入るお櫃です。

納品までに、一ヶ月かかりました。

それでも、待った甲斐のある、
素晴らしいお櫃です。

修理もして下さるので、一生使えそうです。

わが家の場合は、前の晩に玄米をしかけておき、
炊飯完了時刻は、翌日のランチに合わせています。

ですから、昼前にお櫃にご飯を移したあと、
昼食と夕飯は、そのままお櫃から頂き、
残った分だけラップをして、冷凍保存します。

午後3時、4時になって小腹が空くと、
オヤツ代わりに、お櫃からご飯を一口食べたりもします。

このように、お櫃にご飯を入れておく時間は、
8~10時間程度を限界と考え、

各家庭の生活サイクルに合わせた使い方を
考えて頂ければ良いと思います。

夏でも冬でも、こんな感じでお櫃は大活躍ですが、
ご飯が傷んだコトは、一度もありません。

ちなみに、新品のお櫃は、いきなり使えません。

白木のお櫃なら、桶の中に熱湯をいっぱい注ぎ入れ、
カップ一杯の食酢を加え、軽く混ぜてフタをし、
冷めるまで待ちます。

こうすることで、
木のアクと匂いが抜けます。

また、漆塗りのお櫃は、
米袋の中に米と一緒に数日おくことで、
米粒が漆の匂いを吸収してくれます。

もちろん、
それによってお米が痛むことはありません。

なお、セラミックの製品も販売されており、
値段も手頃で、冷蔵庫への保管や、
電子レンジでの再加熱も可能であり、

さらに、メンテナンスも簡単なため、
色々と便利に使えそうですが、

木のお櫃ように、
余分な水分を吸ってくれることはありませんので、
ご飯がベタつく点と、

素材がセラミックのため、
もろく割れ易い点が短所と言えます。

古くからある伝統的なお櫃とは、
別物とお考え下さい。

魂に刻まれたモノに出会う

笑ってますか?
唄ってますか?
ゆうすけです。

菜食へのシフトが完成し、
愛が発動し易い身体を手に入れたら、
魂と向き合うことにいたしましょう。

かつての連載でお話しした通り、
多くの日本人は500回前後の転生を繰り返しています。

それらの転生の情報は、
潜在意識よりも更に深い、超意識に刻まれています。

簡単に知るコトができないのは、
その深さゆえです。

ところで、

小学校の理科の時間に、
こんな実験をしたコトがないでしょうか。

音叉を鳴らすと、同じ周波数の音叉が、
例え遠くにあっても、共鳴するという実験です。

超意識に刻まれた転生の情報は、
この要領で知り得るコトが可能です。

そして、その状態に達したとき、
意識のナビゲーションシステムは、

嬉しさや、楽しさ、ワクワクした気持ちを通じて、
超意識に共鳴しているコトを
僕たちに伝えようとします。

ところが悲しいコトに、
僕たちは、そう簡単には、
その状態に達することはできません。

ですから、思い出す必要があるのです。

あなたは、まだ社会の柵と無縁だった幼い頃、
どんなものが得意でしたか?

もしくは、例えその能力が無かったとしても、
どんな力が欲しいと思いましたか?

そして、これまでの人生の中で、
どんなシチュエーションで、ワクワクしたでしょうか?

これらを、思いつくまま紙に書き出して下さい。

そして、それらを見つめて関連性を探り、
あなたの魂の理想像を探します。

何種類か見つかるはずですので、
その中のひとつを暫定的に魂の理想像であると決め、

それを成立させるために必要な精神性とは何か、
そして、物質性とは何かを考えます。

解り易く説明すると、

魂の理想像に相応しい心の持ち方とは、
どのような心の状態かを考え、
そうなるように心掛けます。

そして、その心の持ち方を維持するための、
日々の行動には何が必要かを考え、
ひたすら実行するのです。

それらがうまく噛み合えば、
楽しくて仕方なくなるはずですし、

その活動を通じて、
収入さえも得られるようになるでしょう。

それは、前世の数百にも及ぶ記憶が、
あなたの今生を応援し始めるからです。

超意識との、完全な共鳴です。

もちろん、間違っている場合もあるでしょう。
そのときは、何か変だなと感じるでしょうし、

躊躇した心理状態が続けば、
収入も伴わなくなるはずです。

そんなときは、もう一度、
魂の理想像を選び出すところに立ち戻り、
やり直せば良いだけのコトです。

すべての生命は、
宇宙創造に匹敵する、緻密で高貴な存在です。

ぜひ、あなたの魂に刻まれた聖なる情報に出会い、
今生を有意義なモノにして下さい。

※参考…日本エドガー・ケイシーセンター資料

菜食へのシフト…その15

書いている本人が言うのも変ですが、
この連載が15回も続くとは思いませんでした。

それだけ、菜食へのシフトは、
プロパガンダに毒されたこの社会では、
大変なコトだと言うことなのでしょう。

しかし、この課題をクリアすると、
様々な恩恵を受け取ることができます。

この最終話では、それを列挙してみたいと思います。

その筆頭となる恩恵は、
炊事が圧倒的に楽になるという点です。

菜食メニューには、動物性の油脂が無いため、
食事のあとの片付けが楽になるという点は、
第13話の中で、すでにご紹介した通りですし、

そして、昨日の第14話においても、
菜食者は、シンプルな食を求める点についてお話ししました。

美味しいお米があって、
本物の調味料があって、
自家製の糠漬けと良い梅干があれば、

毎日の献立で、悩む必要があるでしょうか?

一汁一菜が基本となる、
夕飯のおかず一品だけを、考えれば良いのです。

一方、白砂糖と動物性脂肪は、依存性や習慣性が高いため、
もっと欲しくなる傾向があります。

ですから、動物性食品に慣れた人々にとって、
一汁一菜の食生活は、きっと貧相に感じるはずです。

例えば、トンカツを食べるとしましょう。

旨味たっぷりのトンカツを頬張ると、白いご飯が食べたくなり、
口の中の油分を味噌汁で洗い流し、
漬物でさっぱりさせようとします。

つまり、主たるトンカツに対して、
ご飯と味噌汁、漬物が補完的な立場であり、
彼らは、これらを別々の4品として認識できません。

そのため、何かもう一品欲しいと思ったり、
トンカツ一切れで、ご飯を一杯食べたりしかねないのです。

しかし、菜食へのシフトに成功した家庭では、
玄米ご飯が、それだけで美味く、
本物の味噌で拵えたお椀も、それだけで美味く、

香の物として添えられた、梅干や糠漬けも、
それだけで美味いことは勿論、
玄米ご飯の魅力を、味蕾が興奮する程に引き立たせます。

ですから、一汁一菜という四字熟語からは、
想像できない程の満足感が得られるのです。

こんな日々ですから、
確かに食材を購入する際は、少々奮発しなければなりませんが、
日々の家計に貢献することは、言うまでもありません。

実際、味覚が変わることで、
巷に横行する加工食品の嘘っぽい味を受け付けられなくなるため、
この類の食料品を買うこともなくなります。

買うのを我慢するのでは、ストレスが溜まりますが、
欲しいと思わないのですから、

余計な出費が抑えられるというだけでなく、
健康的な変化と言えます。

また、菜食が進み、体内の浄化が促進されると、
浄水やハーブティーを欲するようになり、
炭酸飲料や珈琲、タバコなどの刺激物とも縁遠くなります。

食品添加物だけでなく、
このような味覚や臭覚を麻痺させるモノに対して、
敏感になるためのようです。

こうした感覚器官は、自然界の恵みでのみ調和が取れるようで、
特に、朝一番の浄水やハーブティーは、
身体が綺麗になる感覚を、しっかり味わえます。

以前、お話ししたとおり、
午前4時から正午までの8時間は、
体内は排泄サイクルですので、

こういった飲み物が適しているのは、当然のコトです

また、正しい菜食は、排泄サイクルを好循環にさせます。
しっかり未精製穀物を摂っているので、排便もスムーズです。

そのせいで、体臭も消えます。

体臭は、腸内毒素が血中に流れて、
毛穴から放出したものですから、

腸のコンディションが良くなれば、
異臭を放つ理由も無くなります。

多汗症で体臭が気になるという人の多くは、
汗が匂いの原因だと思っていますが、

食生活が正しくなれば、汗の匂いも穏やかになりますし、
運動と食養生で代謝が正常になれば、
必要以上の汗も掻きません。

こうした健康上のメリットが体感できると、
菜食継続への意欲にも繋がりますし、

その好循環の結果、健康的な体型が得られ、
気分もハツラツとするものです。

特に女性にとっては、魅力的ではないでしょうか。

そして、最後にご紹介する恩恵は、
愛の変化です。

まず、動物への愛情が深まります。

そして最終的に、
本来持ち合わせていた、生命を慈しむエネルギーが、
正しい形で湧き起こる感覚を、手に入れるコトができます。

菜食に目覚める前の僕は、
食品売場で販売されている肉や魚、卵、ミルクなどは、
単なる食材としか思っていませんでした。

今では、食肉売場を通り過ぎる度に、
悲しい気持ちに包まれ、合掌することさえあります。

そして、革製品を見ることも、
ダメになってしまいました。

縁あって、僕の手元にある牛革の長財布は、
自分への戒めと、動物たちへの償いを込め、
一生大切にしようと思っていますが、

今後購入するであろう靴やカバン、ベルトなどは、
すべて布製にするつもりです。

単なるセンチメンタルと思われるかもしれませんが、
環境が穏やかになれば、
気持ちも穏やかになるように、

生活習慣の中に、本物の持つ素晴らしさが満ちてくると、
愛情さえも、本物に目覚めるのでしょう。

綺麗な水の中でしか、
生息できない生物がいるのと同じコトです。

愛情は、最も次元の高いエネルギーですから、
その愛情の宿る身体が浄化されなければ、
本物の愛は覚醒しません。

医療職、福祉職、教育職、
そしてすべての療法家たちこそ、

菜食になって、
本来の愛情を手にして欲しいと思います。

長い連載に、お付き合い頂き、
有難うございました。

菜食へのシフト…その14

菜食の楽しさを、味覚が理解し始めると、
身体はシンプルなモノを求め始めます。

脂肪性の旨味に惑わされない、
本物の味覚が戻って来るからでしょう。

ですから、食事の回数や食卓の上の品数より、
何を食べるかが、重要になってきます。

ちなみに、現在の僕は、
この日の朝食神話の記事でお話ししたとおり、
1日2食で過ごしています。

ですから、お昼は、
お腹がペコペコの状態で向かえます。

そんな待望のランチには、玄米ご飯と海藻の味噌汁、
それに納豆と漬物を頂きます。

漬物は、梅干や自家製の糠漬けです。

夕飯は、玄米飯と味噌汁に、サラダか温野菜、
2日に一度の冷奴、これに野菜のおかずが一品つきます。

シンプルな食生活ですが、
食材も調味料も、本物ばかりですので、
ひとつひとつが美味しく、十分に満足できます。

外出するときは、おにぎりを持って出かけます。
玄米の塩にぎりに、梅干を入れたモノです。
水筒には、ゴボウ茶が入っています。

代用肉やスープを、
どうだこうだと拘った頃が嘘のようです。

小学生の頃、
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」に出逢ったとき、

一日に玄米4合と
味噌と少しの野菜を食べ

…というクダリを読んで、
何て質素な暮らしだろうと感動したモノですが、

今の僕も、
賢治と同じような食生活を送っており、
しかも本当に満足しています。

変われば、変わるものです。

明日、連載の最後に、
菜食へのシフトによって得られる
素晴らしいモノをまとめてご紹介しますが、

このシフト成功を祈願して、
最後の提案をいたします。

ぜひとも、本物の梅干を手に入れて下さい。

とは言うものの、特にここ沖縄では、
本物の梅干を手に入れるコトは、予想外に大変です。

なぜか、地元で販売されている梅干は、
蜜入りの甘梅ばかりなのです。

この傾向は、沖縄だけではなさそうですが、
特にウチナンチュは、甘い梅干を好むようです。

色々調べた挙句、
那覇三越の地下食料品売場に梅干専門店を見つけ、

ここの「南高つぶれ梅」という商品を、
現在は愛用しています。

売場の女性を捉まえて、
甘くない梅干が欲しいと申し出たところ、
この商品が紹介されました。

原材料表記を確認したところ、
梅と自然塩、そして紫蘇と食酢でした。

最近の減塩志向の影響を受け、
このように食酢や鰹出汁を使って、
塩分を抑えた梅干が増えていると言います。

そのため、昔ながらの徹底的に塩辛い梅干と異なり、
らしからぬ食酢の旨味が前面に出てしまうのが、
僕には気に入りません。

減塩志向は、解らなくありませんが、
お茶受けに2つ、3つと食べていたら、
減塩にはならないのは明白です。

実際、昔ながら塩辛い梅干は、
一個を食べることは困難でしたから、
果たしてどちらがヘルシーなのでしょうか。

とりあえず現時点では、
沖縄で入手できる最高の梅干だと思います。

もし、良い情報があれば、お教え下さい。

菜食へのシフトにおいて、
このような良質の梅干と自家製の糠漬けさえあれば、
漬物類は完璧です。

糠漬けは、旬の野菜を漬け込みますので、
季節ごとに違う漬物を楽しめることになります。

このテーマだけで、
連載する必要がありますので、
糠漬けに関する詳細は、その時に委ねましょう。

また梅干は、漬物として以外にも、
調味料としても威力を発揮します。

もちろん梅酢は、酢の替わりとして大変重宝です。

梅酢をまぶした酢飯の握りに、
海苔を巻いて食べるだけでも、幸せな気分を満喫できます。

また、裏濾しした梅干を、
煮切った純米酒と醤油に漬け込んでおけば、

冷やし麺の漬け汁に始まり、
煮物、焼き物、和え物、サラダなど、
色々なレシピの隠し味となります。

チャーハンの風味付けにも抜群です。

ちなみに、酢漬けで仕込まれた梅干は、
種の芯が苦くて食べられませんので、ご注意下さい。

→明日へ続く